【研究所公式】ドロップシッピング運営者十戒『3. PPC広告はドライに数字とデータで客観的に判断する』

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こんばんは、

どろっぷしっぴんぐ研究所の奥成大輔(オクナリダイスケ)です。
https://twitter.com/daisukee

PPC広告に関して大きな失敗談を知りたければ、
大きな成功を収めているショップオーナーの方の話を聞くと、
笑いが止まらなくなるような話がたくさん出てきます(笑)

さて、今週もドロップシッピング十戒よりお伝えしていきます。

□ ドロップシッピング運営者十戒
http://begin-moshimo.seesaa.net/article/129043439.html

今週はPPC広告に関連した戒めです。

 

3. PPC広告はドライに数字とデータで客観的に判断する

今でこそSEOが注目されていて、SEOで成果を収めていることで
有名なショップオーナーの方々も、実は多くの方がPPC広告でも
大きな成功を収めていらっしゃいます。

PPC広告を通じて、ショップ運営の基礎を学ばれているのです。

 

私もPPC広告では何度も失敗しました。

「あともう少しクリックされると売れるのではないか?」

たくさん広告がクリックされているにも関わらず売れていない。
でも、たくさんの人が訪問してくれているから
もしかしたら、あと数クリックで売れるのではないか?

キーワード広告を初めて、操作もマスターし、
ちょっと慣れた頃、このような錯覚を起こしがちです。

 

「亀山社中」のPPC広告で大失敗

私の中で最も大きな失敗といえば「亀山社中」に入札した時です。

8月はバーベキュー商品が売れるという話を聞きつけて、
当時も大ヒットしていた「亀山社中」に打って出ることにしました。

ドロップシッピングでもキーワード広告が全盛の頃で、
有名ショップオーナーの方々の広告がひしめき合っていて、
1位表示するのに、1クリック100円か200円程度だったと思います。

ところが、ページを作成して広告に出稿したところ、
10クリック程度で2個も買っていただけたのです。

「なるほど、高額で入札しても売れるし、利益も残る。
競争が激しいのは、こういうことだったのか・・・」

そう考えて、1週間広告を出し続けました。

しかし、売れたのは最初の2個だけで、
「亀山社中」単独で約2万円もの赤字になりました。

クリック数はどんどん増えていくのに売れない中、
最初に売れたことから、あと数クリックで売れるのではないかと
期待してしまい、広告を止めるに止められなかったのです。

今だから笑い話になりますが、その時はさすがに落ち込みました。

そのような教訓から、この3つ目の戒めが生まれました。

『PPC広告はドライに数字とデータで客観的に判断する』

 

ルールを決めてルール内で売れなかったらPPC広告を停止する

ドロップシッピングにおけるキーワード広告での
コスト目標の目安は10%以下です。

例を挙げると、10,000円の商品を1つ販売するのに
広告コストは1,000円以下が目標です。

この場合、入札価格が10円だとすると100クリック
入札価格が100円だと10クリックです。

この範囲内で売れるかどうかが1つの目安になります。

ここで、1つのルールを決めることができます。
この決めた範囲で売れなかったら広告を止めるのです。

このルールはあくまで一例ですが、

「利益額の範囲内で売れなければ広告を停止する」

というルールを決めたなら、それをしっかり守るのです。

そうすることで、大きな損失を受けずに済むようになり、
売れている商品や、新たに売れる可能性のある商品に
広告コストをかけられるようになります。

 

利益率10%以上の商品を選ぶべき理由

どんなに上手に運用している人でも、
コストはおおよそ10%程度は必要になります。

上手な方ではまれに7~8%という方がいらっしゃいますが、
そのような方は商品選定も含めてキーワード広告の達人であるか、
もしくは機会損失となってしまっているかのどちらかです。

広告コストが約10%必要になるということは
必然的に商品選びでは利益率が10%以上の商品を
中心に選ぶことになります。

 

PPC広告の入札価格では絶対に無理をしない

次に入札価格についてです。

最初から高額入札することはおすすめしません。
いきなり、50円、100円、1,000円などでは入札しないでください。

ドロップシッピングを始めたばかりだと、
正しいキーワード選定が出来ていないことも多く、
何万円も赤字になってしまうケースがあるからです。

これからPPC広告を始めるという方や、始めたばかりの方は、
入札価格は高くても10円~15円程度からスタートしてください。

最近はYahoo!リスティング広告でも1円から入札でますので、
競合が少ないキーワードであれば、以前よりもコストを抑えた
キーワード広告運用が可能になりました。

確かに、入札価格が10円~15円で1ページ目に広告が表示される
キーワードの場合、次から次へと売れるようなことはありません。

しかし、競合が少なく、そこそこ検索されている商品を
見つけることができれば、目標のコストの範囲内で
売れる可能性は高いのです。

まれに、競合が一人もいなくて、在庫のすべてを独占し
て販売できるようなこともありますので根気よく商品を
選定してください。

 

広告を停止する勇気を持つ

理想を言えば、100クリックで2~3個売れるような商品を
出来る限り多く見つけるのがコツです。

売れるほど利益が増えますので、広告の運用も楽になっていきます。

売れない商品にこだわるよりも、既に売れている商品、
これから売れる可能性のある商品に広告コストを使い、
手間をかけるようにしましょう。

そのためにも、PPC広告ではドライに数字とデータで
客観的に判断して、広告を停止する勇気を持ってください。

 

では、今週も最後までお読みいただきましてありがとうございます。

次号もお楽しみに。

 

※この記事は2012年9月27日に配信した『どろっぷしっぴんぐ研究所 公式メルマガ(無料)』
のバックナンバーです。

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