こんばんは、
どろっぷしっぴんぐ研究所の奥成大輔(Daisuke Okunari)です。
いよいよ年末が近づいてきました。
今週は、今年2012年の1年間で私が読んだ本の中から、
私が会社を辞めてから取り組んでいるテーマである
「個人就労の常識を変え、ライフスタイルを革新する」
という視点から、おすすめ本ベスト10冊を発表します。
年末年始は、将来どのような暮らしをしていきたいのか、
そのために来年2013年をどのように過ごすのかを考える
よい機会だと思います。
このメルマガがきっかけで、自分を取り戻して、
自らの夢や目標の実現に向けて参考にしていただければ
とても嬉しいです。
それでは、いってみましょう。
ノマドライフ 好きな場所に住んで自由に働くために、やっておくべきこと
■『ノマドライフ 好きな場所に住んで自由に働くために、やっておくべきこと』
本田直之
この1年読んだ本の中でも、最も大きな影響を受けた1冊です。
「ノマド」というとインターネットやモバイルを
駆使した仕事術という印象がありますが、
この本で著者が述べているのはより本質的な生き方の提案です。
経済的な自立や時間をコントロールするだけではなく
さらに、場所までもを自由に選ぶという視点が新鮮で、
個人の「暮らし」の可能性があるということを
感じさせてくれます。
私のイメージの中では那須烏山の穏やかな暮らしに加えて、
海まで5分という湘南の海のそばでのデュアルライフを
イメージしました。
ザ・マインドマップ
■『ザ・マインドマップ』
トニー・ブザン, 神田 昌典, バリー・ブザン
フェイスブックを通じて、
以前勤めていた会社の元同僚とお会いしました。
その元同僚の近藤隆さんは、従来の会社内の常識を打ち破るべく
社外に目を向け、さまざまな思考法や業務改善方法を学び、
日々の開発の現場を指揮しながらも推進されていました。
そのときに紹介してくれた1つがマインドマップ。
いままで自己流のマインドマップは書いていましたが、
この本を参考にしたことでより理解が深まり
自分の考えや情報を俯瞰して整理できるようになりました。
尚、近藤さんの社内改革の活動のエピソードは
こちらの本の「はじめに」で紹介されています。
(参考)『たった1日でチームを大変革する会議』
永井祐介
全脳思考
■『全脳思考』
神田 昌典
前出の近藤さんがもう1つ紹介してくれたのが
全脳思考の考え方です。
私は直接答えを本から求める読書ばかりしてきましたが、
近藤さんとの再会をきっかけにマインドマップや全脳思考など
今まで使っていなかった発想ツールを取り入れるようにしました。
その結果、いまは勉強会や講座の準備、文章を書く際にも
マインドマップと合わせて全脳思考の考え方が役立っています。
もしもドロップシッピングのショップオーナーの方で
特待生やセミナーを受講された方は「ペルソナ」について
学んだことがあるかもしれません。
その設定したペルソナに対してどのように訴求していくのかを
考える際にも本書で紹介されている全脳思考モデルが役立つに
違いありません。
ただし、この本は500ページあるので、サッと軽く
読み流せる本ではないことを付け加えておきます。
「有名人になる」ということ
■『「有名人になる」ということ (ディスカヴァー携書)』
勝間 和代
あの勝間和代さんでさえ、これだけの努力をしているんだ!
ということが分かります。
テレビに出ないまでも、自分の持っているコンテンツを用いて
収入の柱の1つにしたいと考えている方にとって、
よい刺激を受けることのできる本だと思います。
しかし、この本はエッセイではありません。
自分の持っているスキルで講座やセミナーを開いたり、
読んでもらえるブログを目指して行こうと念じるだけでは
何も起きないことは明らかです。
これから何かを実現したいという方に
戦略的に取り組んで、出来ることは全て実行することで
目指しているものになれるという実例を示してくれています。
ノマドワーカーという生き方
■『ノマドワーカーという生き方』
立花 岳志
月間160万PVを突破した、ブログ『No Second Life』の
立花岳志さんの本です。
以前、このメルマガでも紹介しました。
【研究所公式】ドロップシッピング3.0のブログ運営にも役立つ有名ブロガーの書籍3冊
立花さんのお仕事は「ブロガー」です。
フリーブロガーのライフスタイルについてや、
ソーシャルとブログを駆使してどのように個人メディアを作って
160万PVものメディアに育てたのかが紹介されています。
特に最終章の『今日からできる「個人情報発信」のススメ』は
ドロップシッピング3.0を実践したい人は必読です。
レバレッジ・リーディング
■『レバレッジ・リーディング』
本田 直之
私は子供の頃は本が大っ嫌いでしたが、高校生頃から
自分の興味を持った小説やバイクの本を読むようになり
本を読むことが楽しいことに変わった経験があります。
しかし、この本を読むまでは一字一句読まないと
気が済まない性質だったのです。
今年2012年、今まで以上にたくさんの良書と出会えたのは
この本を読んだからです。
2006年当時から知っていたこの本ですが、
ようやく今年になって読み、実践してみようと考えたのも
著者である本田直之さんの『ノマドライフ』を読んで
影響を受けたからに他なりません。
リーディング3.0 ―少ない労力で大きな成果をあげるクラウド時代の読書術
■『リーディング3.0 ―少ない労力で大きな成果をあげるクラウド時代の読書術』
本田 直之
実は『ドロップシッピング3.0』というキーワードは
この本を読んでいるときにひらめいたものです。
私がWEBサイト運営を始めた2007年頃から比べると
2012年、検索エンジンは大きく動きました。
2012年に入ってからGoogleのペンギンアップデート、
パンダアップデートが日本でも実施され、ドロップシッピングの
ショップ運営方法も今後は大きく変わると感じたのです。
また、本では紙から電子書籍へ移行しつつありますが
ショッピングにおいても、PCや携帯電話から
スマホやタブレットでお買い物をする人が増えている状況です。
情報をシェアすることまで述べられている本書では
クラウドやソーシャルネットワークの利用法についても
言及されています。
このようなリーディングの時代変化とWEBサイト運営の
時代の変化の重なりを感じて『ドロップシッピング3.0』という
今後のショップ運営の提案につながりました。
人生がときめく片づけの魔法
■『人生がときめく片づけの魔法』
近藤 麻理恵
捨てるか捨てないかの判断基準は
「ときめくかときめかないか」ということを提唱した
今年話題になって2作目まで登場している本です。
8月に実施した『どろっぷしっぴんぐ研究所で夏合宿』の前に
どうしたら片付けができるのかを研究するのに
参考に読みました。
ところが、実は家の中にあるモノだけではなく、
いろいろかことにも当てはまることを発見しました。
「ときめくかときめかないか」という判断基準は
実はさまざまなことにも応用できます。
特に、事業を経営している方にとっては
判断力、決断力を養う上でも、モノを捨てる判断が
できるかどうかは大切なポイントだと言われています。
非常識な歯科医選び ―「早期発見・早期治療」ってホント?
■『非常識な歯科医選び ―「早期発見・早期治療」ってホント?』
竹尾 昌洋
9月に宮崎県の延岡に訪問したときに
著者の竹尾昌洋先生にお会いして献本いただきました。
好調だった時期からどん底になった歯科業界と
自らの経営再建の経験を元に体系化された
今後の歯科治療の在り方について述べられています。
実は、歯科治療院の数はコンビニよりも多いのだそうです。
そんな中、歯は抜かない、削らない、かぶせないという
いままでの常識を覆す、これからの歯科医療について
語られています。
全国で予防型歯科医療はじめ多数の講演をされており、
その精力的な活動に大いに刺激を受けました。
そして何よりもショックだったのは
いままで繰り返し削ったりかぶせたりを繰り返してきた
自分の歯が元には戻らないという残念な事実でした。
冒険に出よう
■『冒険に出よう (U25サバイバル・マニュアル) (U25 SURVIVAL MANUAL SERIES)』
安藤 美冬
『情熱大陸』でも取り上げられ、
最近テレビでも時々お見かけする安藤美冬さんの本です。
ブログやツイッター、フェイスブックは誰でも情報が
発信できるメディアですが、専門性で勝負するのではなく、
「自分の軸」で情報を発信していく方法を提案されています。
今回紹介した、勝間和代さんの「有名人になるということ」でも
感じましたが、出来ることは全て実行するという考えが
この本からも伝わってきます。
勝間さんは「じゃんけん、じゃんけん、またじゃんけん」と
何度もチャレンジを繰り返すことを提唱されていましたが、
安藤さんもまた「挑戦の分母を増やす」という表現を
されています。
ドロップシッピングのショップ運営においても、
実行した作業の回数、選んだ商品の数、売上のチャンスの数が
成果に比例するものです。
他にもさまざまな取り組みが身近に感じられ、
すぐに自分の活動にも取り入れたいことが満載の1冊でした。
夢に日付を! 【新版】 夢をかなえる手帳術
■『夢に日付を! 【新版】 夢をかなえる手帳術』
渡邉 美樹
手帳術の本なのですが、夢を実現する方法について
居酒屋チェーンで有名なワタミグループの渡邉美樹さんの本です。
仕事、家庭、教養、財産、趣味、健康という六つの柱で
理想の人生をイメージし、夢を行動に変える方法を
紹介しています。
自分自身の夢や目標を叶えたり達成するための本は
たくさんありますが、夢をスケジュール化して
逆算して計画を作成していく方法はとても具体的です。
ドロップシッピング3.0では、3年後をイメージして
展開することを提案していますが、渡邉さんは5カ年計画から
1年後、月、週、日単位へと計画を落とし込んでいく方法を
提案されています。
2018年に向けての大きな夢や目標を決めて、
2013年、自分は何をするのか決めるにはこの年末年始は
ちょうど良い時期だと思います。
「個人就労の常識を変え、ライフスタイルを革新する」
という視点から、私が選んだおすすめしたい本ベスト10は
いかがでしたでしょうか?
書き終えてから11冊紹介していることに気づいたのですが、
削ることはせずにそのまま11冊紹介しました。
興味が湧いた本があればぜひ手に取って読んでみてください。
ドロップシッピングやサイト運営に直接役立つ本こそ
含まれていませんが、ご自身の今後の活動の方向や
夢や目標の実現に向けて、参考にしてもらえれば嬉しいです。
では、今週も最後までお読みいただきましてありがとうございます。
次号もお楽しみに。
※この記事は2012年12月20日に配信した『どろっぷしっぴんぐ研究所 公式メルマガ(無料)』
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