こんにちは、どろっぷしっぴんぐ研究所の奥成大輔(オクナリダイスケ)です。
Reflection of Autumn / Lida Rose
ドロップシッピングの主な集客方法は検索エンジンからの集客です。
検索エンジンからの集客では、次の2つの方法があります。
・キーワード広告
・検索エンジン対策(SEO)
多少予算は掛かりますが、キーワード広告を使うことで、
売上を伸ばしながら、ドロップシッピングで売れる仕組みを
理解するまでの時間が短縮できると考えています。
しかし、利益を増やす上ではSEOのスキルが必須です。
SEOに取り組む注意点として、自己流で古い情報を参考に
間違った手法を用いてしまうと、いくら作業を行っても
一向に売れないということにもなりかねません。
今週は岡田祐子さんが、参加したSEOセミナーの最新トピックスから、
もしもショップオーナーの方向けに具体的な事例も交えながら
ドロップシッピングでのコンテンツSEOについて解説してくれました。
それでは、今週もお楽しみください。
最新SEO事情から読み解くドロップシッピングのコンテンツSEO
皆さま、こんばんは!岡田です。
先日「最新SEO事情とコンテンツ制作手法が学べるセミナー」というセミナーを受講しました。
このセミナーは一般的な会社のサイトやECサイトの運営者用に開かれたもので、
ドロップシッピングの運営に、直接参考になるという内容は少なかったのですが、
Googleの最新状況、なぜコンテンツSEOが必要なのかをとても端的に説明していただきました。
今回はそのセミナーで学んだ事を紹介します。
◆最新のSEO事情 ~キーワードがあるかどうかは(以前ほど)重要ではない~
音声認識の精度も上がり、話し言葉での検索も多くなってきています。
例えば、「掃除機が壊れた」という言葉で検索した人がいたとします。
その人が求めている情報は
・どうにかして直せないかな?
・応急処置はないかな?
など、困ったを解決する情報が知りたい人が大半でしょう。
では、もしその検索結果に
「掃除機が壊れたよう~」と愚痴っているだけのブログや
「掃除機が壊れたなら当店で買い替えましょう。激安掃除機あります」
なんて通販サイトが上位表示されていたら
「この検索サイトは使えないね」
とユーザーは離れて行ってしまいます。
それではGoogle は商売になりませんから、改善を続けています。
試しに「掃除機が壊れた」で検索してみてください。
上位に表示されているタイトルや説明文に「掃除機が壊れた」という
キーワードが入っていないのが確認できるでしょう。
このように検索キーワードには関係なく、
ユーザーの【検索意図】を読み取り、ユーザーが求めている
「掃除機が故障したときのお助け情報が、豊富で丁寧に説明されたサイト」
を上位表示してくれるまでになりました。
もちろんそのサイトの情報は正確で、
分かりやすくまとめられており、
安全でユーザビリティにも優れていること
など「品質の高いサイト」である事が必須です。
◆コンテンツSEOとは
今までは、自分のサイトに集客するため運営者は、
検索数が少しでも多いキーワードを探し出し、
そのキーワードを意識したページを作りました。
先にキーワードありきのSEO対策でした。
では、進化した【検索意図】を読み取るアルゴリズムを持ったGoogle に好かれるサイトは、
どのように作るのがよいのでしょうか。
掃除機を販売しているサイトを例に考えてみます。
1.掃除機を買いたい人はどのような人か「ペルソナ」を想定します。
・掃除機が壊れたから買い換えようと考えている人
としてみましょう。
2.その見込み客はどのような情報を知りたいのだろうか考えます。
・自分の生活(家族構成や部屋の広さ)にあった掃除機はどれ?
・サイクロン掃除機ってそんなにいいの?
・掃除機の調子が悪いんだけど、もし直るなら直して使いたい
3.見込み客が知りたい情報コンテンツを作ります。
・掃除機選びのポイント
・サイクロン式と紙パック式の比較
・掃除機が故障したときの対処方法
その際にはキーワードを特に意識する必要はありません。
丁寧に書かれたコンテンツには自然と【検索意図】に通じる言葉があるはずです。
キーワードそのものではなく、見込み客が知りたいであろう情報を、
豊富にかつ丁寧に説明したコンテンツがあれば上位表示される。
これが「コンテンツSEO」の考え方です。
◆ドロップシッピングでのコンテンツSEO
コンテンツSEOでは、見込み客を呼び込み即コンバージョン、というのには不向きです。
掃除機販売サイトでいえば、
掃除機を買いたい
→選ぶポイントを詳しく説明したサイトがあって助かった
→そのサイトでは掃除機を通販しているのか
→ではそのサイトで買おう
と、いわば旅をした末にご購入いただく流れになります。
ドロップシッピングの場合、
ここまでの余裕をもって取り組むのは難しいかもしれません。
とは言え、Googleが進化し続ける以上、
それに合わせた対策が必要になるといえるでしょう。
◆まとめ
私自身「今やコンテンツSEOの時代だ」と知識はあっても、
なぜそうなのかはっきりと人に説明できるほど理解できていませんでした。
このセミナーを受け、今までもやもやしていた部分がはっきり見えた気がします。
何より前々回のメルマガでご紹介いただいた、
もしも大学副学長の佐藤俊幸さんの講義にあった
「原点に立ち返るとSEO以前に、訪問者やお客様が喜ぶ情報を提供することが本来のショップやサイトの役割です。」
の言葉通り、小手先のSEO対策ではなく、
本来の意義をもって真摯に取り組むことが大切だ、
と改めて思いました。
そしてその努力をGoogleが認めてくれる時代が来たのだ。
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【今週の執筆者】岡田祐子
(プロフィール)
有限会社エヌツーエヌコミュニケーション取締役。
Webプログラマとして、美術館、科学館、大学、一般企業等のWebサイト制作に従事。
生きたSEOを学ぶべく、もしもドロップシッピングに登録。もしも大学ステップアップコース18期生受講。
ショップできすぎくんをもっと自由に使いこなしたいと工夫を重ねつつ、Webサイト制作の経験と技術を生かした、「ショップできすぎくんのカスタマイズ方法」「画像作成のコツ」「html、cssの記述の仕方」などを、ブログや講座を通じ発信しています。
□ぐるめ通販トライアルのブログ
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それでは次号もお楽しみに。
※この記事は2015年11月5日に配信した『どろっぷしっぴんぐ研究所 公式メルマガ(無料)』
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