こんばんは、どろっぷしっぴんぐ研究所の奥成大輔(オクナリダイスケ)です。
これまで2週ほど「ドロップシッピングで商品が売れたとき」をテーマにお伝えしています。
前回、前々回をお見逃しの方はこちらでお読みいただけます。
【研究所公式】売上キーワードを確認しよう!ドロップシッピングで商品が売れたとき
【研究所公式】販売ページを見直しチェック!ドロップシッピングで商品が売れたとき
今週は売れたページの見直しチェックに続いて、キャッチコピーの見直しについてです。
映像がイメージできるキャッチコピー
既に売れたページの購入率をさらに引き上げる上で、ページを開いたときに表示される最初の画面「ファーストビュー」が重要であることを先週お伝えしました。
検索エンジンでキーワード検索した人が検索結果をクリックし、その開いたページに自分が求めていた情報がないと判断すると一瞬でページを閉じられてしまうからです。
ファーストビューの中でも重要なのが、訪問者の心を掴むキャッチコピーです。
まさに「掴む」=「キャッチ」です。
最初は下手でOK!構えずにキャッチコピーを書く
キャッチコピーは非常に奥が深いものですが、まずは、構えずにキャッチコピーを書いていきましょう。
よいキャッチコピーというものは、最初からポンと浮かんでくるものではなく、育てていくものだからです。
ですので、最初は下手でOK。とにかく、キャッチコピーを書くことを実践しましょう。
商品によっては、もしもドロップシッピングの商品詳細のページにキャッチコピーが用意されているものもあります。
例えば、こちらの「グレイプヴァイン・デキャンタ」という商品。
「ワインを愉しむ時間が、優雅な一時へ・・・」
最初の段階としては、コレをそのまま使ってもよいと思います。その後、商品が1つ売れた後や、アクセスが多い時に改めて考えればよいからです。
ただし、このキャッチコピーをファーストビューで見ても、自分自身が使うイメージが湧かないかもしれません。
5ステップで作成する映像がイメージできるキャッチコピー
そこで、キャッチコピーが印象的になる方法として「映像がイメージできるキャッチコピー」を5ステップで作成してみましょう。
方法は簡単です。
1. 商品の特徴を把握する
2. 商品を使う一人の人を思い浮かべる
3. その人の購入の決め手となる最大の特徴を1つ決める
4. その人に向けて口語で伝える
5. 印象に残るキャッチコピーにする
1. 商品の特徴を把握する
今回の「グレイプヴァイン・デキャンタ」であれば、次のような特徴が考えられます。
・優美なフォルム
・ワインを空気に触れさせることができる
・酒石と澱を取り除く
・こだわりの素材(材質)
・店舗ではなかなか見つからない
・一風変わったデキャンタである
・みんなで楽しめて話題になりそう
・即日発送~1営業日程度
2. 商品を使う一人の人を思い浮かべる
「映像がイメージできるキャッチコピー」を作る上で重要なのがこの過程です。
商品を使いそうな一人の人を決めます。友人、知人、家族、親戚などなるべく身近な人だとよりイメージが具体的になります。
そして、その人の生活習慣の中で、この商品を使うのはどんな時なのかを考えます。
3. その人の購入の決め手となる最大の特徴を1つ決める
思い浮かべた一人の人が、最終的に「コレを買おう!」と決めた最大の理由を最初に挙げた特徴から1つ選びます。
ここで多くを選んでしまうと、結果的に何がこの商品の特徴なのかが分かりにくくなります。
4. その人に向けて口語で伝える
思い浮かべた一人の人に端的に商品をおすすめしてみましょう。
身近な人であれば、売り文句になりにくいので、より読み手に受け入れられやすいキャッチコピーになります。
ここでは上手くキャッチコピーを作ろうとするのではなく、心の底からおすすめする言葉で語りかけましょう。
5. 印象に残るキャッチコピーにする
最後は文字を置き換えたり、より印象的になるように整えます。
目立たせたい部分に記号や括弧を用いたり、数字を活用してより印象に残るような言葉に差し替えていきます。
「グレイプヴァイン・デキャンタ」の例
では、この5ステップの手順を実際に「グレイプヴァイン・デキャンタ」を例に試してみましょう。
◎商品を使う一人の人
奥成 H輔(私の父をイメージしました)
◎その人の生活習慣
・お正月に親族が集う
・年に1回は職場のスタッフとホームパーティ
・週末のワインとチーズが楽しみ
◎最大の特徴を1つ
・みんなで楽しめて話題になりそう
◎口語で伝える
普通のデキャンタと違って、これならホームパーティも盛り上がるよ。
今日頼めば、週末にも間に合うね。
◎印象に残るキャッチコピー
「ワインを愉しむこだわりのデキャンタが、週末のホームパーティを華やかに!」
決して素晴らしいキャッチコピーではないかもしれませんが、このように、ページを訪れた人自身が商品を使っているイメージが湧くキャッチコピーを作成してみてください。
キャッチコピーの良し悪しは自分では判断できない
一人の人に限定してキャッチコピーを書くと万人受けしないのではないかと考えがちですが、決してそんなことはありません。
同じ商品を購入する人は、近いイメージを持っているものです。一人の人に絞ることで際立つキャッチコピーにもなります。
尚、作成したキャッチコピーがいいか悪いかは自分自身では判断できません。その代わりページを訪れた訪問者が判断してくれます。
Google Analytics(グーグルアナリティクス)などのアクセス解析を併用することで、キャッチコピーを変更した前後の平均滞在時間を参考に傾向を確認できます。
Google Analyticsは中上級者向けのアクセス解析ですが、ぜひ活用して次の売上アップにデータを役立ててください。
来週は「4)クリック率がアップするキーワード広告」について解説します。
それでは、次号もお楽しみに。
※この記事は2014年4月3日に配信した『どろっぷしっぴんぐ研究所 公式メルマガ(無料)』のバックナンバーです。メルマガのご登録はこちら
この記事で紹介した「グレイプヴァイン・デキャンタ」はこちら