こんにちは、どろっぷしっぴんぐ研究所の奥成大輔(オクナリダイスケ)です。
先日、どろっぷしっぴんぐ研究所の研究生対象の対面講座で、
もしも大学副学長の佐藤俊幸さんに講義をお願いしました。
テーマは『サイト改善』。
アクセス解析の結果から、各々のキーワードについて
コンテンツを網羅していく手が常套手段であることを述べた上で、
佐藤さんは全く異なるアプローチを提案しました。
その方法はSEOだけではなく、
お客様に向けて本質的な価値を提供できるサイトを
中長期で成長させる1年分ものタスクを創出できる方法です。
ショップ運営やサイト運営をビジネスと考える思考
アプローチについては後述しますが、
佐藤さんのお話から気づくことはショップ運営やサイト運営を
上位概念であるビジネスとして考える思考です。
ビジネスにおいて重要なことの一つは顧客思考です。
検索キーワードに対してコンテンツを作り
訪問者に提供することはSEOの基本です。
しかし、原点に立ち返るとSEO以前に、
訪問者やお客様が喜ぶ情報を提供することが
本来のショップやサイトの役割です。
アイディアを創出するマンダラートの活用
今回の佐藤さんの講義では、
「お客様の喜ぶ姿を想像して、サイトにどのような施策を行うか」
を具体的に考える方法を教えてくれました。
そこで紹介されたのが佐藤さんが使われている『マンダラート』です。
マンダラートは3×3の9マスを使ったアイディア創出法です。
最初に中央のマスにサイト名を記入し、
周囲の8マスには自分のサイトの良いところを8つ挙げます。
8つの良いところが書けたら今度はその8つの項目を
それぞれ1枚ずつマンダラートの中央に記入します。
周囲の8マスにはその良いところを喜ぶ顧客像を具体的に記入します。
すると、その顧客像を満足するための施策を考えることで。
最低でも64の施策案が抽出されます。
タスクリストがサイト改善の方向性を示してくれる
最終的にはここで抽出された項目をタスクリストに落とし込み
サイト改善のプロジェクトを進めていくのだそうです。
出来上がったタスクリストの項目でも、
中にはすぐには着手できないものも含まれるそうですが、
項目として挙げることでサイト改善の方向性が確認できます。
実際にマンダラートをじっくり進めると3~4時間は掛かるそうで、
今回は導入の部分をワークショップ形式で教わることができました。
佐藤さん曰く、
「今日お話したことは自分のサイトを見直して何倍にもパワーアップする方法です。」
「ここまで実践しているサイトオーナーはほぼいません。」
とのことなので実践しない手はありません。
SEOで成果を出し始めている方も、従来の検索キーワードから
コンテンツを作るオーソドックスなショップ運営の次のステップとして、
マンダラートを活用したサイト改善にぜひチャレンジしてみてください。
どろっぷしっぴんぐ研究所の研究生制度では、
今回ご紹介したような他では受けられない内容の対面講座を
新宿にあるもしもさんの新本社オフィス会議室にて毎月開催しています。
募集の際にはぜひご受講をご検討ください。
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【今週の執筆者】奥成大輔(オクナリダイスケ)
(プロフィール)
1968年神奈川県生まれ、栃木県那須烏山市在住
1992年、大学卒業後(株)本田技術研究所に入社。2002年に豊かな自然と環境の良さにひかれ那須烏山市に移住する。
2008年、ライフスタイルを見直すことがきっかけで退社し独立。
2009年もしもドロップシッピングに登録。
もしも大学特待生7~9期を経て、2010年1月より「個人の働き方の常識を変え、ライフスタイルを革新する」をテーマにもしも大学公認講師としてドロップシッピングの普及活動、講師活動を行っている。
どろっぷしっぴんぐ研究所代表。
□どろっぷしっぴんぐ研究所
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それでは次号もお楽しみに。
※この記事は2015年10月22日に配信した『どろっぷしっぴんぐ研究所 公式メルマガ(無料)』
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