こんにちは、どろっぷしっぴんぐ研究所の奥成大輔(オクナリダイスケ)です。
今回は検索キーワードと検索結果の傾向を把握して、
どうすれば、より早く、より大きな成果が得られるのか
考えてみたいと思います。
しかし、ここから述べることはあくまで私の主観であり、
検索エンジンや検索結果については
定点観測やデータに基づく厳密なものではありません。
その代わり、どろっぷしっぴんぐ研究所の研究生の
皆さまのショップ運営のサポートにあたり、
これまで何度も同じキーワードで繰り返し検索してきた経験と、
いま成果を出している複数のショップオーナーさまのご協力の元
作業内容、ショップ、売上推移データ等の情報提供いただいて
考察していますので大きくは外れていないと考えています。
参考にして、今後の売上アップに
役立てていただければ何よりです。
検索エンジンの検索結果が変わってきている
さて、検索エンジンは日々変化していますが、
最近は検索結果の傾向の変化が多いように感じています。
中でも、今年2017年の6月頃から急に気になり出したことは、
検索キーワードに合わせた
異なる傾向の検索結果を返すことです。
この傾向は以前からもあったので、
さらに顕著になったという言い方が正しいかもしれません。
検索目的を判断して検索結果に反映
以前はどういう傾向だったかと簡単に振り返ると、
例えば「ダイニングテーブルセット」のような
購入意欲の高い人が検索しているキーワードでも
検索結果を多様化して、購入以外の目的の人の
ニーズにも応えようとしていました。
ところが、現在は、
「ダイニングテーブルセット」と検索すると
購入する人を対象にした通販ショップのページ、
しかも大手通販サイトが上位にズラッと並びます。
検索結果が多様化されている以前の検索結果であれば
ブログ記事やまとめ記事などのお役立ち情報で
検索上位に表示される余地が残されていましたが
難しくなりつつあります。
いまは、購入意欲の高い人が多く検索する
メジャーなキーワードでは通販ショップが上位を占め
多様化の要素は減っています。
これは、検索エンジンが検索目的を
キーワードからより明確に判断して検索結果に
反映するようになったからと考察できます。
キーワードによっては多様化した検索結果を表示
一方、購入意欲の高い人が検索するキーワードでも
検索数がそれほど多くないキーワードでは、
現在も検索結果が多様化される場合があります。
その時の検索結果では、通販ショップもありますが、
情報サイトやお役立ち情報ページも
検索上位に入る場合があります。
例えば、もしもドロップシッピングの人気商品
「サイクルツイスタースリム」というキーワード。
購入意欲が高い商品名キーワードではありますが、
検索エンジンはそれだけでは見ていません。
検索結果を見ると、確かに通販サイトもありますが、
YouTubeの動画を含め音や騒音に関する情報が掲載されたり、
口コミ、評判、効果などの情報ページが検索上位に入っています。
サジェストワードを把握してコンテンツ作りに活かす
では、なぜこのような結果になるのか?
あくまで推測ですが、
検索者の行動を検索エンジンがデータとして収集していて、
把握していると考えられるからです。
どのように検索エンジンがデータ収集しているかはさておき、
私たちもこの傾向をデータから把握して
コンテンツ作りに活かすことができます。
そのデータとは検索エンジンのサジェストワードです。
中には、省略されて提供されないワードもあるようですが、
概ね、検索エンジンのサジェストワードの傾向から、
検索者がどのような意図で検索しているかが分かります。
検索エンジンのサジェストワードは、
goodkeywordなどの関連キーワードツールを用いて
容易に調査することができます。
表示されるサジェストワードの傾向の違い
例えば、さきほどの「ダイニングテーブルセット」や
「サイクルツイスタースリム」といったキーワードを
goodkeywordで検索します。
「ダイニングテーブルセット」では、
さらに購入意欲の高い関連ワードが表示されます。
ダイニングテーブルセット ベンチ
ダイニングテーブルセット 無印
ダイニングテーブルセット ニトリ
ダイニングテーブルセット 2人
ダイニングテーブルセット 北欧
ダイニングテーブルセット 6人
ダイニングテーブルセット ikea
など
「サイクルツイスタースリム」では、
音や2ch、口コミ、効果と組み合わされた
関連ワードが表示されます。
サイクルツイスタースリム 2ch
サイクルツイスタースリム 音
サイクルツイスタースリム 痩せない
サイクルツイスタースリム 口コミ
サイクルツイスタースリム 効果
など
表示されるサジェストワードの
傾向の違いが分かりますでしょうか。
このような検索ユーザーのニーズを把握して、
「ダイニングテーブルセット」では
通販ショップのページを検索結果に並べ、
「サイクルツイスタースリム」では
通販ショップと情報ページの両方を表示する
多様化された検索結果を表示しています。
検索ニーズに応えるコンテンツ作りの3ステップ
では、ここまでの考察を元に、
私たちショップオーナーはどう対応するか。
一例として次の3ステップを紹介します。
1.メインキーワードの決定
「ダイニングテーブルセット」のような、
検索数が多い購入意欲の高いキーワードは
将来的に上位に入ることは意識する。
2.検索結果が多様化されるキーワードをリストアップ
メインキーワードのサジェストワードや
関連ワードをさらに調査して、
検索結果が多様化されるキーワードをリストアップする。
3.検索ニーズに応える最高のコンテンツを作成
リストアップしたキーワードにどんなニーズがあるか、
さらにサジェストワードから推測し、
そのニーズに応えられる最高のコンテンツを作成する。
このような3つのステップでのコンテンツ作りも考えられます。
今回は購入意欲の高いキーワードでの検索結果について
2つの事例を比較してお伝えしてきました。
実は、ドロップシッピングでは
重要な検索パターンがもう一つありますが、
そちらはまた違う機会にお伝えしたいと思います。
最後に
この数年間もしもドロップシッピングでは、
先日リリースされたらくぺた注文リンクなど、
外部に築いた独自サイトで苦労していた機能の充実をはかるなど
ショップオーナーのための環境が大幅に向上しました。
中でも圧巻だったのは、
ショップできすぎくんの機能が大幅に充実し、
もしもドメインを開放して100ショップものショップが
作れるようになったことです。
これにより、ショップできすぎくんを使う世代の
ショップオーナーが大きく売上を伸ばし、
高いレベルのWeb専門スキルを持たなくても
ドロップシッピングを収入の柱の1つにできる環境が整いました。
そしていま、次のステージに向けて動き始めています。
私たちもしも大学の公認講師のメンバーにも、
「消費者ファーストの視点をこれまで以上に重視していく」
という方針が共有されています。
次はどんなメッセージがサービスを通じて出てくるのか、
これからも楽しみにしてドロップシッピングに取り組んでいきましょう。
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【今週の執筆者】奥成大輔(オクナリダイスケ)
(プロフィール)
1968年神奈川県生まれ、栃木県那須烏山市在住
1992年、大学卒業後(株)本田技術研究所に入社。
2002年に豊かな自然と環境の良さにひかれ那須烏山市に移住する。
2008年、ライフスタイルを見直すことがきっかけで退社し独立。
2009年1月にドロップシッピングを始める。
その後、もしも大学特待生7期生となり初代学級委員長。
2010年1月より「個人の働き方の常識を変え、ライフスタイルを革新する」
をテーマにもしも大学公認講師としてドロップシッピング教育活動を開始。
講座を通じて、初売上達成者の方から月商100万円を超えるショップオーナー様まで多数輩出。
もしもドロップシッピング10周年記念イベントでは公認講師部門で表彰。
どろっぷしっぴんぐ研究所代表。
□どろっぷしっぴんぐ研究所
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次号もお楽しみに。
※この記事は2017年7月27日に配信した『どろっぷしっぴんぐ研究所 公式メルマガ(無料)』
の一部を修正、改訂して掲載しています。
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