【研究所公式】TopSeller(トップセラー)とBASEで無料ではじめるネットショップ

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コワーキングスペースでネットショップ作成中の女性
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こんにちは、どろっぷしっぴんぐ研究所の奥成大輔(オクナリダイスケ)です。

9月上旬にもしもドロップシッピングが2020年4月末に終了することが発表されました。
※発表に際してのメッセージは下記の2記事をご覧ください

【研究所公式】もしもドロップシッピングのサービス終了の発表を受けて
【研究所公式】もしもドロップシッピング終了の転機を次につなげよう

もしもドロップシッピングが終了していくことで、今後の展開を練っている方も多いことと思います。

そこで、次に向けて具体的なビジネスアイディアを紹介していきます。今回はTopSeller(トップセラー)です。

目次

TopSeller(トップセラー)とBASEで無料ではじめるネットショップ

初回の今回は、TopSeller(トップセラー)とBASE(ベイス)を使って無料でネットショップをはじめる方法を紹介します。

TopSeller(トップセラー)

TopSellerはネットショップ専門の商品仕入れサイトです。
無料会員登録が可能で、セレクトプランなら5商品まで無料で商品が取り扱えます。

TopSeller(トップセラー)

プランを選び、ショップを登録し、商品を選んでショップに掲載するとネットショップをはじめることができます。

TopSellerは、もしもドロップシッピングを運営する株式会社もしもが運営しています。
そのため、もしもドロップシッピングで取り扱われている多くの商品を取り扱うことが可能です。

もしもドロップシッピングで採用している商品に集客できている場合は、TopSellerを活用することでもしもドロップシッピング終了後の機会損失を減らすことができます。

TopSellerご利用の流れについては、会員登録後ログインしてご覧いただけます。

BASE

TopSellerで商品が用意できたら、次はショップ作りです。

BASEなら、無料でショップが開設できます。
決済方法も多数用意されていて、ありがたいネットショップサービスです。

BASE

とはいえ、すべて無料というわけではなく、売上に応じて手数料を支払います。

また、売上が大きくなると後で紹介するカラーミーショップなどの方が運営コストが下がる場合があります。

BASEでは、細かいデザイン編集こそできませんが、おしゃれなテンプレートが使えて手軽にネットショップが開始できるのが魅力です。

使い方も分かりやすく、どろっぷしっぴんぐ研究所も2014年頃から決済にBASEを利用させていただいています。


TopSellerとBASEでのネットショップ運営5つの課題

TopSellerとBASEを使えば、比較的簡単にネットショップはスタートできます。

しかしながら、もしもドロップシッピングと比較するといくつかの課題があります。

ここでは主な5つの課題をピックアップしました。

1.特定商取引法に基づく表示の公開

特定商取引法に基づく表示を公開する必要があります。

もしもドロップシッピングのショップ運営だと、販売主が株式会社もしもでしたので、公開は不要でした。
しかし、自前でネットショップを運営する場合は、本名、住所、電話番号、必要に応じてメールアドレスの公開が必要です。

どうしても住所と電話番号を公開したくない方は、バーチャルオフィスやレンタルオフィスを利用する方法もあります。

この特定商取引法に基づく表示の公開がクリアできる方は、すぐにトップセラーとBASEを使えばネットショップを無料で開始することができます。

2.お客様対応

もしもドロップシッピングと違い、実質的なオペレーションとしてお客様対応を行う必要があります。

これまではもしもドロップシッピングが全て対応してくれていました。

しかし、自前のネットショップでは、販売主が対応する必要があります。
販売主は自分になりますから、お客様からのお問い合せにも自分で対応します。

冷静に考えると、回答できることはすぐに真摯に回答し、すぐに回答できないことは確認する旨をお伝えすればOKです。

その間、商品についてなどわからないことはTopSeller経由で問い合わせてから回答するという流れになります。

商品の不具合が発生した場合も懸案として挙げられますが、ショップのオペレーションの1つと認識して日々の業務の一環として行っていくと考えましょう。

3.商品データの更新

トップセラーでは、商品データの更新についてガイドラインでは下記のように定められています。

TopSellerで提供される商品データは日々更新されています。お客様に間違った情報を与えないよう、商品データについては適宜(1日1回を目安に)更新をお願いします。また、在庫情報については1日複数回の更新をお願いします。

つまり、最低でも毎日1回は商品データの更新、在庫情報にいたっては1日複数回の更新することになります。

無料で5商品登録した場合でも、商品データが変更されれば対応が必要ですし、在庫チェックも必要になります。

想像するだけでも、毎日更新するのは大変ですよね。

そこで、活用したいのが「データパック」と「自動同期」のオプションです。
データパックは、各モール専用データ形式を利用したい場合に選択します。

自動同期では日々の面倒なデータ更新作業を軽減することができます。
別途費用はかかりますが、手間は大幅に軽減されます。

しかし、残念ながらBASE向けには用意されていません。

これらのオプションを利用する場合は、カラーミーショップなどを利用することになります。
尚、カラーミーショップなどを利用する場合は利用料などが別途必要となる場合があります。
詳しくは下記のリンク先よりご覧ください。

カラーミーショップ

4.集客方法

基本的な集客方法の考え方はもしもドロップシッピングのショップ運営とほぼ同じです。

Webメディアの活用を筆頭に、キーワード広告、SEO、SNS、Instagramショッピングなどからの集客が考えられます。

特に、キーワード広告では、もしもドロップシッピングだとYahoo!プロモーション広告しか使えませんでしたが、自前のネットショップでは、Google 広告(旧 Google AdWords)も利用可能です。

他にも従来のもしもドロップシッピングとは異なる集客方法が考えられます。

BASEでも、BASE Appsとして「お客様を集める」「売上を向上させる」のカテゴリに便利なAppsが紹介されています。

興味のある方はチェックしてみてください。

5.購入率アップ

BASEではトップページはHTML編集が可能です。

しかしながら、商品ページやカテゴリページは文字編集しかできません。
画像は掲載できますが、説明文中に画像や素材を配置することはできません。

そのため、購入率アップに工夫が必要です。

アイディアとしては、ランディングページを別に作る、ブログやWebメディアの記事中で丁寧に説明して販売ページを訪問してもらうなど取り扱う商品に応じて対応しましょう。

自分のネットショップならではの商品やサービスを展開する

課題について確認していくと利益率が低かったとはいえ、もしもドロップシッピングがいかに利便性に優れたサービスだったか実感できます。

それでも、もしもドロップシッピングが終了していく意味を考える必要があります。

それは、どこでも買える商品を取り扱って自前ショップで個人が販売しょうとしても、大手通販サイトと競合するために、大きな売上を獲得することが難しいと考えられる点です。

ですので、工夫が必要です。

自前のネットショップを運営する場合、自分のネットショップならではの商品もしくはサービスを展開していくことが競合との差別化につながります。

需要が見込める独自の商品を取り扱うことができればベストですが、そんな都合のよい商品があるとは限りません。

そこで、独自のサービスを付加価値として提供することも考えてみてください。

例えばですが、

・ダイエット器具なら、トレーニング方法やトレーニングプログラムを合わせて提供する

・ベッドなどの家具インテリア商品なら、インテリアコーディネートのサービスをお客様に提供する

・DIY向けの商品なら、DIYで制作できるアイディア集や解説した動画を視聴できるようにする

このような独自の工夫を加えることで自分のショップの価値を高めることが可能です。

ネットショップというと、世間一般の大手通販サイトと同様の形式のネットショップを考えがちです。

しかし、個人レベルのネットショップ運営では、太刀打ちできません。

だからこそ、自分のショップの価値を高める付加価値を提供することが重要になってきます。

ここではシンプルなアイディアを紹介しましたが、プログラミングなどの技術を学んでWebサービスを構築したりアプリ開発を行ったりして、独自のサービスを提供した上で、商品を販売するということも考えられます。

15年前のスモールビジネスのアイディア

私がまだ会社員だった2004年頃、初めて作ったブログはDIYに関するブログでした。

将来なにか自分のビジネスがしたいと考えて開始したそのブログ。
当時一番力を入れていた日曜大工をテーマにしました。

当時、2×4材で制作したDIY作品は、キッチンワゴン、ウッドデッキ、ベンチ、パーゴラ、物置、犬小屋、洗濯干し、サンルーム、ガレージなど、小さいものから大きなものまで多岐に及びました。

DIYの事例が当時は少なかった作品も多く、中にはいまも当時の画像がよく観られているものがあります。

マネタイズのアイディアとしては、DIY作品の図面や材料の加工要領、手順書を販売することを考えていましたが、当時の私にはそこまで試せなかったですね。

2019年のいまなら、noteで課金コンテンツを作ったり、BASEのデジタル販売を利用してPDFをダウンロードしていただいたり、AdSense、アフィリエイト、DIY関連商品の物販ができるに違いありません。

私自身のDIYへの情熱は冷めてしまいましたが、ご自身でなにか制作しているという方はアイディアを参考にしていただければと思います。

まとめ

TopSellerとBASEを使って無料でネットショップをはじめる方法を紹介してきました。

もしもドロップシッピング終了のタイミングでTopSellerに移行を考えている方は、いきなり2020年4月末に切り替えるのではなく、一部の商品を事前にTopSellerに切り替えて試行運用を行っておくと安心です。

また、一度試しておくとネットショップ運営が厳しいと感じても、早めに別のビジネスモデルに移行できます。

自前のネットショップは、もしもドロップシッピングと比べるとオペレーションは増えますが、利益率が高いことは魅力です。

さらに、価値を高める独自サービスを用意できるなら、商品代金にその価値分を上乗せして販売することも可能になります。

では、次回以降も違った仕組みのビジネスアイディアをお伝えしていきますので、楽しみにしていてください。

また、実際にTopSellerを活用しているショップオーナーの方の体験談もぜひ読んでみてください。

トップセラーやってみた!経験者が語る、申し込み前に知っておくべきメリットとデメリット

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【今週の執筆者】奥成大輔(オクナリダイスケ)

(プロフィール)
1968年神奈川県生まれ、栃木県那須烏山市在住
1992年、大学卒業後(株)本田技術研究所に入社。
2002年に豊かな自然と環境の良さにひかれ那須烏山市に移住する。
2008年、ライフスタイルを見直すことがきっかけで退社し独立。

2009年1月にドロップシッピングを始める。
その後、もしも大学特待生7期生となり初代学級委員長。
2010年1月より「個人の働き方の常識を変え、ライフスタイルを革新する」をテーマにもしも大学公認講師としてドロップシッピング教育活動を開始。
講座を通じて、初売上達成者の方から月商100万円を超えるショップオーナー様まで多数輩出。
もしもドロップシッピング10周年記念イベントでは公認講師部門で表彰。
どろっぷしっぴんぐ研究所代表。

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※この記事は2019年10月10日に配信した『どろっぷしっぴんぐ研究所 公式メルマガ(無料)』の一部を修正、改訂して掲載しています。メルマガのご登録はこちら


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