興味を持ったことをきっかけに、どんどん芋づる式に昔のことが思い出されて、知りたくなること、ありませんか?
ああ、あれ何だったっけな?と、詳しい名前が思い出せなくても、昔の印象で検索したらヒットした!こういうのってすごくうれしいですよね。
思いがけない検索キーワードはこうやって生み出されるんだなと、実感します。
今回は、連想した検索キーワードで広がっていった趣味の世界について、思うままつづろうと思います。
朝ドラからミュージカルへ 検索の日々
2020年上半期の朝ドラ、エール。
テーマは音楽であり、たくさんの実力派の歌手が登場して話題となっていました。
登場人物たちが歌った最終回のエールコンサートは本当に楽しくて、いまだに何回も見ています。
特に岩城役の吉原光夫さんのイヨマンテの夜には驚き、感動して涙が出るほどでした。
それをきっかけに、今、マイブームとなっているのがミュージカル音楽とその原作探しです。
「吉原光夫 歌」と検索し、レ・ミゼラブルなどの歌を聞いては素晴らしすぎてまだ感動。
岩城さん…吉原光夫さんは、ミュージカルの金字塔レ・ミゼラブルで最年少でジャンバルジャンを務めた俳優さんだそうです。
他にも、エール104話にオペラ歌手として登場した海宝直人さんについて検索したら、彼はレ・ミゼラブルでマリウス役をしているんですね。
さらに、映画レ・ミゼラブルのマリウス役は、ファンタスティックビーストのニュート役のエディ・レッドメインということを知って、さらに検索…。
今まで知らなかったことがどんどん見つかり、どんどん感動が増えていく。こういうのが検索の楽しさですよね。
今はユーチューブで様々なミュージカルの音源を探しては聞きまくり、AmazonUnlimitedでミュージカルの音楽を聴きながら車を運転し…という状態です。
私の車からは、朗々としたミュージカルの歌とセリフが流れてくるので、車に乗った人はだいたいビックリします。今流行りの曲とは全く違いますから。
子供の時に読んだ「ああ無情」を検索で探す
レ・ミゼラブルと言えばヴィクトルユゴーの超大作。でも原作をしっかり読んだことはありません。
レ・ミゼラブルの抄訳版、というか子供向けの全集の「ああ無情」を読んだことを思いだします。
ジャンバルジャンがパンを盗んだだけなのに長い長い投獄生活を送ることになり、刑期を終えて世の中に戻り、いい人に出会って改心していい人になって…
でも正体がみんなにわかってしまって絶望して…。なんかどうなるんだっけ?
その本の結末がぼんやりと思い出されたのですが、確か「大人になってフランス語の翻訳を自分で読んでね」というようなことを書いてあったような(笑)
よく考えたらああ無情って結局どういう風に終わったのか、わからないままになってます。
その本自体は我が家にはさすがに残っていないので確認しようがないのですが、何処の出版社の、なんというシリーズの本だったか知りたくなりました。
試しに「こども文学 ああ無情」と検索してみましたが、昔読んだ本はヒットしません。
記憶にあったのは、本の背表紙に帆船の絵が書いてあったこと。
そこで、「こどもむけ 全集 帆船マーク」と検索してみると、見事ヒット!
『30年前の帆船マーク*子どものための世界名作文学』という、知りたい情報にたどり着きました。
私が読んでいたのは集英社の「子どものための世界名作文学」ということがわかりました。この方が、この記事を書いてくれたおかげです。
気になる結末については「子どものための世界名作文学 ああ無情 結末」と検索してみると、やっぱり記憶の通りでした。
それは、あなたがたがもっと大きくなって、この物語の原作をほんやくで、あるいは原文のフランス語で、はじめから全部読んで、自分でたしかめてください。おわり
引用:ああ無情(子どものための世界名作文学 集英社)
参考:【レ・ミゼラブル】子ども向け『ああ無情』はラストが原作と全然違う?→出版社などで様々なバージョンが
おわり、って、終わっていいのか!?という終わり方で笑えますね。
実際の終わり方が気になるので、完訳版のレ・ミゼラブルを読んでみることにします。
こうやって、昔の適当なイメージをもとにして、知りたい情報に届くとすごくうれしいです。自宅に居ながらにして、情報を集めることができる。
インターネットってつくづく便利なものだなと思います。
イメージから検索キーワードを広げる
ここで終わっても良いのですけど、せっかくなのでWebメディアについての話につなげてみます。
書いた記事にアクセスが欲しい時、検索キーワードツールを使ってキーワードを選び、記事タイトルや内容を考える方法が一般的。
でも、ツールは誰もが使っていますし競合が多いジャンルだと、なかなか検索上位に上がらなくて悩ましいです。
誰も気づかないけど、意外に検索されているお宝キーワードはないものか…と思うわけです。
そんな時、昔の記憶から連想したり、物の見え方から言葉を見つけられれば、ライバルが少ない場所で1位獲得ができるようになります。
先程の本の検索では「帆船」を思いださなかったら、知りたい情報にたどり着けなかったわけで、私にとってはすごく役立つ記事でした。
また、友人や家族に「これを調べたいんだけど何て検索すればいいかな」と聞いてみるのもおすすめです。
ツールにはない、思わぬキーワードが見つかることがあります。
例えば、パソコンのディスプレイを画像で取り込むことを「キャプチャ」と言いますが、長女は「スクショ」と言います。
普段の生活や性別、世代によっても、選ぶキーワードは違うんですね。
若い人が好んで使うものをアフィリエイトしているならば、若い人にキーワードを聞くとすごく参考になります。
女性が使うものなら、女性に聞く。逆に女性にプレゼントしたい人が検索するキーワードを知りたければ、男性に聞く。
自分の中にないものは人に聞くと、ツールでは見えない面白いキーワードが見つかります。
キーワードツールは後から使う
記憶や、イメージ、人に聞いたキーワードを拾うことが出来たら、ここで、改めてラッコキーワードのようなキーワードツールを使ってみる。
そのキーワードを使って、記事タイトルやコンテンツの内容を決めていけばよいのですね。
最後に
朝ドラをきっかけに、連想した検索キーワードで広がっていった趣味の世界についてつづりました。
いつもとは違った趣になってしまいましたが、ちょっとでも楽しんでいただければ嬉しいです。
レ・ミゼラブルの完訳版を読もう!と思ってさらに検索してみたところ新潮社版ならばKindle Unlimitedで読めることが分かりました。
でもこれは、古い本で、文体も古く、読みにくいのが難点で…。
色々調べているうちに、ちくま文庫版の訳が新しくてわかりやすいという意見を多数発見。早速購入しようと思ったら、絶版なのだそう。
そのせいで、5巻には高値がついていて、買おうかどうしようか躊躇していました。
そんな時、Amazonのレビューで
他の古い翻訳版と比較して読みやすく、ちくま文庫版は絶版になってしまったことは残念。入手困難が故に中古でも高価な価格設定になっていますが、まもなく2020年4月に平凡社ライブラリーから、同じ内容のものが出版されます(1700円 税別)ので、入手できずにいる方は、そちらをお買い求めになるのがよろしいかと存じます。1から4巻までは刊行済みです。
引用:レ・ミゼラブル5 (ちくま文庫) Amazon.co.jp カスタマーレビュー
と紹介されていたので平凡社ライブラリー版で読んでみることにしました。
長い作品で骨が折れそうですが、子供のころに読んだ集英社版の翻訳者さんが言ったように、自分で読んで結末をしっかり見届けたいと思っています。