こんにちは、奥成大輔(オクナリダイスケ)です。
自宅ライフを実現する時間と場所の自由を獲得するためには、自分の裁量で決められる仕事を選ぶことが大事だとお伝えしてきました。
ビジネスを継続して経営していく、誰かの役に立ち貢献し続けていく、そのめにも自分の裁量で決められるビジネスとして「何を」選ぶかが大切です。
今回は「何をテーマにビジネスをするのか?」自宅ライフでのビジネスのテーマ選びについて3つのステップで実践できる具体的な検討方法を紹介しました。
あなたの裁量で決められる仕事を選ぶときのヒント
前回の記事『自宅ライフを実現するビジネスの構成要素を6W1Hで考える』では、ビジネスを構成する要素を、6W1Hにあてはめて考えました。
要約すると、こうなります。
When いつ > 好きなときに
Where どこで > 好きな場所で(好きな自宅で)
Who 誰が > あなた自身が
What 何を > 何をテーマにビジネスをするのか?
Why なぜ > なぜそのテーマを選ぶのか?
How どのように > どんな仕組み、方法でビジネスをすすめるのか?
Whom 誰に > そのビジネスを必要としている人は誰か?
実は自宅ライフを選択すると「When いつ」「Where どこで」「Who 誰が」の3つのWは限定されます。
「Who 誰が」は、あなた自身。「When いつ」は時間、「Where どこで」は場所ですから自宅ライフではいずれも自由です。
あとは、残りの3W1Hを決めていくことがあなたの裁量で決められる仕事を選ぶときのヒントになります。
ビジネスのテーマを決めるときに大切な3つのこと
「What 何を」「Why なぜ」「How どのように」「Whom 誰に」の3W1Hの中でも「What 何を」を最初に決めるのがコツです。
何をテーマにビジネスをするのかが決まると、他の要素が決めやすくなるからです。
例えば、何をテーマにビジネスをするのか、なぜそのテーマを選ぶのか、という2つは同時に決まります。
恐らく、あなたがそのテーマを選ぶのには理由があり、その理由には仕事を進めるときに大切な「Why なぜ」という動機が含まれています。
では、実際に何をテーマにビジネスをするのか検討していきましょう。
ビジネスのテーマを決めるときに大切なことは3つあります。
1つは、自分の価値観を明確にすること。2つめに、自分の強みが活かせるテーマであること。3つめは、収益以外でも関心が持ち続けられるテーマであることです。
この3つのステップに沿って順番にチェックします。
STEP1 自分の価値観を明確にする
STEP2 自分の強みが活かせるテーマをリストアップする
STEP3 収益以外でも関心が持ち続けられるテーマを選ぶ
自分の価値観を明確にする方法
まず、STEP1は自分の価値観を明確にすることについてです。
あなたは、自分の価値観を把握していますか?
「価値観」という言葉は聞き慣れないかもしれませんが、あなたが真に大切にしたい考え方やものの見方です。
次のような考え方が価値観になりえます。
平和な世の中がいい
自由に生きたい
なにかに挑戦していたい
家族を大切にしたい
ミニマルな暮らしをしたい
穏やかな気持で日々を過ごしたい
お金が大事だ
あなたが大切にしたい価値観にはどんなものがあるのか挙げてみましょう。
上記の例では「平和、自由、挑戦、家族、ミニマル、穏やか、金銭… 」というような単語で表現できます。
このような価値観の候補リストを作成して、どれが自分にとって大切な価値観なのか順位付けを行って判断する方法があります。
とても簡単に自分の価値観が把握できるのでおすすめです。
参考までに、私自身の場合では、自由、穏やか、挑戦という価値観が上位3つに存在しています。
価値観を明確にすることで、自分がやるべきことなのか、それとも重要ではないことなのかが判断できるようになります。
自分の限られた人生の時間をどう使うのか、価値観に従って判断することが可能になるのです。
自分棚卸しで強みが活かせるテーマを見つける
次のSTEP2は、自分の強みが活かせるテーマについてです。
自分の強みがどこにあるかを判断するためには、自分自身を棚卸ししましょう。
好きなこと
得意なこと
経験したこと
感謝されたこと
人からほめられたこと
お金をいただいたこと
などから、次々と項目を挙げていって、自分の強みがどこにあるのかをチェックしていきます。
目標を100個以上とすると、気軽に項目を挙げていくことができます。
大きめの数字を目標にすることで、忘れていた過去の記憶などがよみがえってくることも狙っています。
昔は環境や条件が合わずにあきらめてしまっていたことも、いまなら実現できる方法も見つかる可能性があったり、そういえば「これが本当に好きだった」ということを思い出したりすることもあるからです。
この自分の強みのリストこそが、あなた自身が持っているコンテンツです。
知識も経験もなく、ゼロから始めることを否定するものではありませんが、ビジネスの主体となる自分が知識も経験も持っていないことからビジネスを作ることは難しい面があります。
自分の強みが活かせるテーマから仕事にするテーマを検討してみましょう。
収益以外でも関心が持ち続けられるテーマを選ぶ重要性
STEP3は、収益以外でも関心が持ち続けられるテーマを選ぶ重要性についてです。
あなたの価値観に寄り添い、強みを発揮できることを仕事に選んだのだとすれば、多くの場合は継続しやすいテーマになると想定されます。
しかし、利益が得られそうという理由が大半の場合だと、仕事がうまく行かないときに意欲が持てなくなってしまうのです。
意欲がなくなると当然ですが、継続できなくなってしまいます。
とくに今回のコロナ禍のような事態や、依存していたプラットフォームが終了するなど、自分以外の外部要因によるピンチは厳しいものです。
そんなピンチを乗り越えることがビジネスを大きくレベルアップするチャンスなのですが、そこに可能性が感じられないと止めざるを得ません。
しかし、自分の価値観に従っていて、自分の強みが活かせるテーマであり、さらにあなたのビジネスを必要としている人が明確だと、継続することに自分自身が価値を見いだすことができます。
ビジネスでは継続が大前提ですから、収益以外でも関心が持ち続けられるテーマを選ぶことが成否を分けるポイントになります。
止めてしまっては元も子もないのです。
ビジネスの継続はテクニックよりもマインドが重要
すでにお気づきかもしれませんが、ビジネスを継続するという大前提にはテクニックよりもマインドが重要です。
最近、よく耳にする情報に、
ブログはオワコンだ!
これからは動画の時代だ!
プログラミングなら将来も有望だ!
というようなことも、もちろん一理あります。
しかし、ブログ、動画、プログラミングなどは、仕組みや手段にあたります。
大切なことはこれらの仕組みにあなた自身が持つどんなコンテンツを乗せるのか、そのコンテンツを通じて誰かの役に立ち貢献し続けていく、そのためには「何を」選ぶかが重要なのです。
まとめ
ビジネスを継続して経営していく、誰かの役に立ち貢献し続けていく、そのめにも自分の裁量で決められるビジネスとして「何を」選ぶかが大切です。
今回は「何をテーマにビジネスをするのか?」自宅ライフでのビジネスのテーマ選びについて3つのステップで実践できる検討方法を紹介しました。
STEP1 自分の価値観を明確にする
STEP2 自分の強みが活かせるテーマをリストアップする
STEP3 収益以外でも関心が持ち続けられるテーマを選ぶ
新たなビジネスに取り組んでいこうと考えている方は試してみてください。
次回は、具体的なビジネスの事例について紹介したいと思います。
これからも『自宅ライフ』シリーズでは「心穏やかに暮らす自宅で自由に働くために、いまはじめたいこと」をテーマに自宅ライフの実現に向けての考え方や方法をシェアしていきます。
次回もお楽しみに。
シリーズ『自宅ライフ』の記事
#0 心穏やかに暮らす自宅で自由に働く『自宅ライフ』の魅力
#1 自宅ライフがスタンダードに!? 原則テレワークの衝撃
#2 新しい生活様式への順応は簡単! 自宅ライフのコミュニケーションツール
#3 好きな場所で、好きな時間に仕事ができる自宅ライフの仕事選び
#4 自宅ライフを実現するビジネスの構成要素を6W1Hで考える
#5 自分の裁量で仕事ができる自宅ライフのビジネステーマの選び方
#6 自宅ライフで価値観を明確にすることの重要性
#7 高い専門性と情熱を注げるビジネステーマで自宅ライフを実現しよう