かれこれ20ウン年前、ウインドウズ95が世の中に出たころに私は会社員になりました。
文学系の学部出身でパソコンは触ったことがなく、就職当時はパソコンのキーボードを人差し指でポチポチ、な状態。
仕事上、パソコンで書類を作ることがとても多くて、職場の方々にそれはそれは迷惑をかけたものです…(汗)
そんな私ですが、職場の先輩と一緒にワープロ検定を受けたことでタッチタイピングが身につき、今の仕事にもとても役立っています。
今回は、タッチタイピングを基本から練習して身につけたい方向けに、インターネット上のおすすめサイトを紹介します。
当時私がワープロ検定取得のために購入した教材のタッチタイピングの練習方法をもとにして、同じように練習できるところを厳選しました。
タッチタイピングができるのは強み
ワープロ検定3級を受けるために、通信でワープロ3級講座を取り、その教材に沿って練習をすることで、タイピングができるようになりました。
会社員1年目でタッチタイピングを基礎から身につけたこと、これはその後の会社員時代の仕事と、ネットビジネスに大いに役立ちました。
ネットで仕事を始めた10年前には、すでにキーボードを一切見ないでスラスラと文章が打てる状況でした。
おかげでブログの記事を書くにも、マニュアルを作成するにも、文章を打つことそのものには一切エネルギーを使わずに済んでいます。
頭をフル回転させながら、考えたことをその場で、すぐに文章に出来るのは私にとっては大きな強みです。
タッチタイピングを基本から練習するステップ
ワープロ検定の講座では、タッチタイピングのマスターをするためにいくつかのステップがありました。
この流れで学んでいったので、効率よく身についたと思っています。
そのステップを紹介しますね。
Step1 基本のホームポジションを知る
基本のホームポジションの図があり、最初にどこに手を置けばいいかということから学びました。
左手の人差し指をF、右手の人差し指をJに置き、その隣から中指、薬指、小指、と一つずつとなりのキーに指を置きます。
これがホームポジション。そして、どの指でどの範囲のキーをたたくのかも、図解で。
こういうことは全く知らなかったので、目からうろこでした。
Step2 ホームポジションを徹底的に身につける
ホームポジションを知ったら、これを徹底的に身につける練習が始まります。
カセット(時代です笑)の音声に合わせて、J,U,M、という風に最初に置いたキーから1つずつずらす練習を。
そこから全部の指のキーを打つ練習をしていきました。
Step3 単語の練習から文章の練習をする
ホームポジションが身についたら、音声に合わせて単語をたたく練習へ。そして文章のサンプルを見ながら打つ練習をしていきました。
毎日毎日コツコツと。
ワープロ検定3級は10分間に300文字以上打てると合格です。(間違えると1ミスに対して3文字減という計算)
この基準はなんなくクリアできるくらいに上達しました。
この学び方は基本から応用という形でしっかり体系化されていたので、練習しやすかったです。
同じ流れで練習できるサイトを厳選して、次の項で紹介しますね。
ネットを活用してタッチタイピングを練習する
ワープロ検定の通信講座での練習方法と同じような形で練習できるよう、ネット上の学習コンテンツを厳選しました。
自己流ではなく、基本からきちんと身につけてみたい方は参考にしてくださいね。
Step1.基本のホームポジションを知る
最初に、基本のホームポジションを図解で覚えます。
このページは子供向けの図解ですが、指の配置がカラーで分かれていてわかりやすいです。
見ながら、実際にキーボードに手を置いて、ひとつずつ指を動かしてみると良いでしょう。
Step2.ホームポジションを徹底的に身につける
ホームポジションと指の位置の図解を見て、なんとなく覚えたら、さっそく手を動かして練習を開始します。
ネット上にはいろんなタイピングのゲームが出ていますけど、それはいったん横において、最初は基礎練習から始めます。
「きほんコース(初心者しょしんしゃ向け)」の中にある「ローマ字タイピング基本コース」の「キーの配置(はいち)を覚(おぼ)えよう」と「それぞれの指の動かし方を覚(おぼ)えよう!」を使って、ホームポジションからの指の動かし方の基本を身につけます。
最初に、キーの段ごとに場所を覚えるエクササイズ、次に1本1本の指ごとに動かして覚えるエクササイズが出来ます。
私が以前使っていた教材でも、一番最初にこの動作を何回もやった記憶があります。
ちょっと退屈ですけど、やっていくうちに指がだんだん勝手に動くようになりました。
Step3.単語の練習⇒文章の練習をする
FMVキッズで基本的な指の動かし方を覚えてきたら、次のステップです。
無料タイピング教材のホームポジション、という教材を使って練習します。
この教材の良いところは、使う指が表示されていること。
そして、最初はホームポジションから始まって、だんだんと英単語を打つ練習に変わっていくことです。
デフォルトで5分に設定されているので、5分間指を動かしてみると良いです。
こんなステップでだいたい学んだ後は、自分が打ちたい文章をキーボードを見ずに打つようにしていきます。
最初は間違いだらけですけど、何回も修正しながらとにかく「見ないで打つ」を徹底してました。
すると、いつの間にかタッチタイピングが自分のものになっていきました。
基本を学んだら、あとはお稽古、ですね。
【おまけ】記録に挑戦してみる
ネット上にはタイピングスキルをUPする、いろいろなサイトがあります。
ある程度打てるようになってきたら、記録に挑戦するのも楽しいと思います。
▼ 寿司打
最後に
先日、当ブログでひふみんさんが執筆した記事『小中学生の今こそタイピングスキルを身につけておこう』に続いて、タイピングについての記事を書かせて頂きました。
タッチタイピングは大人になっていても練習すれば身につけられるものです。
でも、これからは早いうちに覚えておく方が良いな、と感じています。
それは、2020年のコロナ禍からの1年、娘たち(高校生、大学生)のオンライン授業の様子を見てきたからです。
授業の様子を見ていると、タイピングスキルが低いと時間が余計に取られるのがわかります。
同じ問題を出されても、考えながら文章を打ちこむことが出来る方が仕上がりが早いですし、先生とのチャットのやり取りもスムーズにできるんですよね。
打つことにエネルギーを使わずに済む方が、ストレスなく授業を受けられる、と感じています。
小中学生のうちにきちんと身につけておくとその後の学習や、仕事の時にとても役立つものです。
パソコンスクールで習う、専用の教材で体系的に身につける、また、ネット上のコンテンツを上手に活用する、など、あなたに合った方法を見つけて練習すると良いと思います。